テル、みきちゃん結婚おめでとう!
俺とテルが知り合ったのは1994の夏のNEW ZEALAND
当時の俺たちはまだちょっとどがった部分をむき出していた二人だったけど、それでも何故か意気投合したのを覚えてる
がむしゃらに練習していたテルに思い切って俺から話かけると、アホな部分を見え隠れさせるテルがおもしろくて、一緒にいることが多くなった
あの頃、
俺たちはノースポンサーで、ライダーと呼ばれている人達に憧れていた
当時の有名なライダーと言うのは、北海道だと
石川兄弟、相内康夫、植村能成、渡辺伸一、黒田拓三、石川健二、井沢タカノリ、・・・・etc
本州では、
シンゴマン、佐久間洋、ゴリポン、吉村成史、村上クニジ、アサヤン、アゴロー君、西田洋介、バブルス、西田崇、布施忠、鎌田潤、平岡暁史、・・・・・・・浜田修司!?、葉畑淳!?・・・etc
きりがないくらいたくさんいた
今の時代ではすごいライダーが多いが、この時代いろんなスタイルが少なかったせいか、衝撃的なライダーが多くてスタイリッシュという言葉が特に感じられる時代だ
その時代でテルと俺は上を目指していた
憧れていたのだ
ライダーになりプロになることを目指し、肉体労働で稼いだお金のほとんどをスノーボードに費やし海外遠征の資金にした
つき合っていた彼女には呆れられ、友人とは遊ぶ時間が作れないこともあったが同じ境遇のスノーボーダーとは深いものになっていったのは、今の生活を振り返るとよくわかる
スノーボードで教えられたことの一つ
知り合った次の年にスポンサーがついた
今ではちょっと遅めだが24歳の時だった
A snowboardというヨーローッパのブランドだったのだが、偶然テルも同じ年に同じスポンサーだった
俺たちは北海道と新潟と離れた場所で技術とスキルを高めていき、久しぶりに会うと技の出し合いをしたものだった
いろんな国を共にして、いろんな文化にも触れ、いろんなイベントにも参加しながら、いろんな大会にも出てきた
たった1枚の板で、山を滑り、アールに向かい、ジャンプをして、メイクする
ただ、これだけ
だけど、
やってる人ならわかるはず
これだけじゃないことを・・・
こんな単純な行動の中には旅があって、文化を知って、人の繋がりをも増やす
シンプルの中でたくさんのことを学んだ
というか、
まだ、学んでる
今回の結婚式で、テルは新しいラインで滑りした
今まで一人で刻んできたラインは、みきちゃんと二人で太いラインに変わる
どんなラインで攻めるのかはまだわからないけど、また一緒に滑りたいね